徒矢(読み)アダヤ

デジタル大辞泉 「徒矢」の意味・読み・例文・類語

あだ‐や【徒矢】

的に命中しない矢。むだ矢。
「射る矢はことごとく―になって」〈漱石硝子戸の中〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「徒矢」の意味・読み・例文・類語

あだ‐や【徒矢】

  1. 〘 名詞 〙 目標に命中しない矢。それ矢。むだ矢。
    1. [初出の実例]「あだ矢一つも射ざりけり」(出典:金刀比羅本保元(1220頃か)中)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android