御知行所替地之目録(読み)ごちぎようしよかえちのもくろく

日本歴史地名大系 「御知行所替地之目録」の解説

御知行所替地之目録(土方雄久知行目録)
ごちぎようしよかえちのもくろく

袋綴・墨付二三枚

原本 七尾市高橋家

解説 土方領の能登移転に伴い、加賀藩主前田利長の家臣奥村河内守栄明ほか四人が能登羽咋郡一七ヵ村・鹿島郡二〇ヵ村・鳳至郡二二ヵ村・珠洲郡一ヵ村の各村につき高・荒・残高・免・定納を俵単位で書上げ、土方河内守に差出したもの。総計高は二万七千一四六俵余、このうち三千九二七俵余は荒、残高二万三千二一九俵余、このうち九千一六三俵余が免(免引)、一万四千五五俵余が定納。加賀藩の当時の収納状況を知る好史料とされる。慶長一〇年一一月一一日の日付であるが、表紙に「私承伝候ハ慶長十一年午年土方勘兵衛様へ相渡り申由壱カ年之違慥ならさる事」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む