御飯論法(読み)ゴハンロンポウ

デジタル大辞泉 「御飯論法」の意味・読み・例文・類語

ごはん‐ろんぽう〔‐ロンパフ〕【御飯論法】

質問趣旨をわざと外して回答し、追及をはぐらかそうとする話の進め方。実際にはパンを食べているにもかかわらず、「朝ご飯(=朝食)は食べたか」の問いに「ご飯(=米の飯)は食べていない」と答える類。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

知恵蔵mini 「御飯論法」の解説

ご飯論法

議論における言い逃れや論点のすり替えを表す言葉。たとえば、「朝ご飯は食べたか」という質問の「ご飯」を故意に狭い意味にとらえ、「ご飯(米)は食べていない(が、パンは食べたかもしれない)」と答えるといった具合である。2018年、法政大学教授の上西充子がTwitterに投稿したことから広まり、主に国会質疑で政権側が野党の追及をかわすために論点をずらしたり、ごまかそうとするのを揶揄する表現として使われた。同年、『「現代用語の基礎知識」選 2018ユーキャン新語・流行語大賞』のトップ10に選出された。

(2018-12-6)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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