微笑仏(読み)ミショウブツ

デジタル大辞泉 「微笑仏」の意味・読み・例文・類語

みしょう‐ぶつ〔ミセウ‐〕【微笑仏】

木喰明満とその弟子木喰白道びゃくどう(1755~1826)が彫った仏像うち、特に微笑を浮かべているものをいう。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の微笑仏の言及

【木喰五行明満】より

…寺を建て仏像を刻む伝道一途の生涯を送ったが,彼の造る仏像は形式にとらわれぬ自由なもので,沈滞した江戸の彫刻界にあって,初期の円空と並んで彫刻としての純粋さと,ひたむきな信仰を具現したものとして評価されている。作品には太った円満な相の像が多く,俗に微笑仏などとも呼ばれ,忿怒(ふんぬ)相の像さえユーモラスな感じをうけるものが多い。その点,円空の作品とは好対照をなしている。…

※「微笑仏」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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