ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「微量化学」の意味・わかりやすい解説 微量化学びりょうかがくmicrochemistry 一般に微量物質を扱う化学をいう。 H.クールマンによって 0.001mgまで秤量できる微量てんびんが完成され,さらに F.プリーゲルによって2~5mgの有機化合物を分析する微量分析法が確立され,これに伴って微量物質取扱法も進歩し,微量にしか得ることのできないビタミン,ホルモンなどの天然有機化合物に関する研究が飛躍的に進歩した。現在はこれらのほかに,微量で定性定量できる種々のスペクトル分析法の発達により,微量化学は一層進展しつつある。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by