心ぐし(読み)ココログシ

デジタル大辞泉 「心ぐし」の意味・読み・例文・類語

こころ‐ぐ・し【心ぐし】

[形ク]心が晴れずうっとうしい。せつなく苦しい。
「―・く思ほゆるかも春霞たなびく時に言の通へば」〈・七八九〉

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精選版 日本国語大辞典 「心ぐし」の意味・読み・例文・類語

こころ‐ぐ・し【心ぐし】

  1. 〘 形容詞ク活用 〙 心が晴れないで悩ましい。せつない。
    1. [初出の実例]「春日山霞たなびき情具久(こころグク)照れる月夜ひとりかも寝む」(出典万葉集(8C後)四・七三五)

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