心の直にない者(読み)こころのすぐにないもの

精選版 日本国語大辞典 「心の直にない者」の意味・読み・例文・類語

こころ【心】 の 直(すぐ)にない者(もの)

  1. 心の正しくない者。盗み、かたりなどを働く悪者。多く能狂言で用いられる表現
    1. [初出の実例]「是は大津松本をはしりまわって、心のすぐになひもので御ある」(出典:虎明本狂言・磁石(室町末‐近世初))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

《料理されるためにまないたにのせられた魚の意から》相手のなすに任せるより方法のない運命のたとえ。まないたの鯉こい。[類語]俎板まないたの鯉こい・薬缶やかんで茹ゆでた蛸たこのよう・手も足も出ない...

俎上の魚の用語解説を読む