心所有法(読み)しんじょうほう(その他表記)caitta

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「心所有法」の意味・わかりやすい解説

心所有法
しんじょうほう
caitta

仏教用語。心数 (しんじゅ) とも訳される。また略して心所ともいう。すなわち心王に従属し,心と相応し,心と同時に存在する種々の精神作用のこと。『倶舎論』では,6種類の 46の心所有法を立てて説明している。大地法の 10,大善地法の 10,大煩悩地法の6,大不善地法の2,小煩悩地法の 10,不定地法の8に分けている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む