心泣く(読み)うらなく

精選版 日本国語大辞典 「心泣く」の意味・読み・例文・類語

うら‐な・く【心泣】

  1. 〘 自動詞 カ行下二段活用 〙 ( 「うら」は「こころ」の意 ) 表に現わさないで泣く。忍び泣く。また、おのずと泣けてくる。下泣(したな)く。
    1. [初出の実例]「むらきもの 心を痛み ぬえこ鳥 卜歎(うらなけ)居れば」(出典万葉集(8C後)一・五)

心泣くの補助注記

万葉」例は「うらなき」と訓み、四段活用とする説もある。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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