心短(読み)こころみじかし

精選版 日本国語大辞典 「心短」の意味・読み・例文・類語

こころ‐みじか・し【心短】

〘形ク〙
① 気が短い。せっかちである。ゆっくりと構えていられない。
古今六帖(976‐987頃)六「くひなだにたたけばあくる夏のよをこころみしかき人やかへりし」
② 移り気である。あきっぽい。
※後撰(951‐953頃)恋一・五七九・詞書「心みじかきやうにきこゆる人なりといひければ 伊勢の海にはへてもあまるたくなはの長き心は我ぞまされる〈よみ人しらず〉」

こころ‐みじか【心短】

〘形動〙 気が短いさま。
随筆胆大小心録(1808)一三三「曹丕おのがままに簒位して、骨肉にも才あるは、七歩の詩にせまりしは心みじか」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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