心賢(読み)こころかしこし

精選版 日本国語大辞典 「心賢」の意味・読み・例文・類語

こころ‐かしこ・し【心賢】

〘形ク〙 心がしっかりとしてすぐれている。賢明である。利発である。気がきく。
伊勢物語(10C前)六二「年ごろおとづれざりける女、心かしこくやあらざりけん、はかなき人の事につきて」

こころ‐さかしら【心賢】

〘名〙 (形動) よけいな気をきかせること。利口ぶるさま。
※夜の寝覚(1045‐68頃)三「例は教へ給ふにこそ。心さかしらあるやうにおぼすらんと、つつましくて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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