思仲の垣(読み)おもうなかのかき

精選版 日本国語大辞典 「思仲の垣」の意味・読み・例文・類語

おもう【思】 仲(なか)=の垣(かき)[=には垣(かき)をせよ]

親しい間柄であっても、それ相当の礼儀を尽くさなければならないの意。親しき仲にも礼儀あり。
御伽草子隠れ里(室町時代物語集所収)(江戸初)「おもふ中には、かきをせよといふ事あり、あまりちかきは、くぜつあり、とをきは花のかといへり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報