思出泣(読み)おもいいでなき

精選版 日本国語大辞典 「思出泣」の意味・読み・例文・類語

おもいいで‐なきおもひいで‥【思出泣】

  1. 〘 名詞 〙 あることを思い出して泣くこと。
    1. [初出の実例]「なれし心を 思ひては うき世をされる かひもなく おもひいでなき われやせん」(出典:蜻蛉日記(974頃)上)

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