思暮(読み)おもいくらす

精選版 日本国語大辞典 「思暮」の意味・読み・例文・類語

おもい‐くら・す おもひ‥【思暮】

〘他サ五(四)〙 物思いをして日を暮らす。恋しく思って過ごす。
万葉(8C後)一〇・一九三四「あひ思はぬ妹(いも)をやもとな菅の根の永き春日を念晩(おもひくらさ)む」

おもい‐く・る おもひ‥【思暮】

〘自ラ下二〙 物思いをし続けて日が暮れる。
古今六帖(976‐987頃)三「おもひくれなげきあかしのはまによるみるめすくなくなりぬべらなり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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