思絶(読み)おぼしたゆ

精選版 日本国語大辞典 「思絶」の意味・読み・例文・類語

おぼし‐た・ゆ【思絶】

〘他ヤ下二〙 (「おもいたゆ(思絶)」の尊敬語) 思うことをきっぱりとおやめになる。おあきらめになる。
落窪(10C後)二「彼の殿にもかくおぼしかよふ所ありけりと聞えて、おぼしたえにけり」

おもい‐た・ゆ おもひ‥【思絶】

〘他ヤ下二〙 思うことをきっぱりとやめる。あきらめる。
万葉(8C後)一五・三六八六「旅なれば於毛比多要(オモヒタエ)てもありつれど家にある妹し思ひがなしも」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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