尊敬語(読み)そんけいご

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

敬語の一種。話題になっている人物や,その動作・状態あるいは関係する事物を,相対的に上位にあるものとして表現する単語や語法。イラッシャル,メシアガル,クダサルなどの動詞,オ手紙のオのような接頭辞,皆サマのサマや来ラレルのラレルのような接尾辞,オ書キニナルのオ~ニナルのような語法などがその例。謙譲語丁寧語とともに敬語の三区分の一つとされることが多い。

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デジタル大辞泉の解説

敬語の一。話し手が聞き手や話題の主、また、その動作・状態などを高めて待遇することを言い表すもの。「いらっしゃる」「めしあがる」などの敬語動詞、接辞「お」「」(「お荷物」「御主人」)、助動詞「れる」「られる」や補助動詞「お…になる」(「書かれる」「お読みになる」)などがある。

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精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙 敬語の一つ。話題の主や、その動作・状態・所有などを高めて待遇するもの。その表現方法には、特別の語を用いる(おっしゃる・めしあがる)、接辞を付加する(おみそしる・御主人・奥さま)、助動詞や補助動詞などを添える(れる・られる・給う・お…になる)などがある。また、動詞の表現については、上位者の動作・状態を他者と関係なく絶対的なものとして表わすもの(いらっしゃる・おわします)と、上位者の動作・状態を他者に関係をもつものとして表わすもの(くださる・たまう)との二つに分ける考えもある。〔話言葉の文法(1942)〕

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世界大百科事典内の尊敬語の言及

【敬語】より


[種類]
 人と人との敬意にもとづく関係には,2種類ある。第1種は,登場者に対する話し手自身の敬意であるが,その表現には,被敬者自体,被敬者を主体とする行為・作用・所有物等について被敬者を高める方向のもの(尊敬語――たとえば,仏さま,おっしゃる,お聞きになる,令嬢)と,被敬者を客体とする行為について行為者を低める方向のもの(謙譲語――たとえば,申し上げる,うかがう)とがある。これらは中国語や朝鮮語にも見られるが,日本語では,ことにやりとりの利益関係を問題にする場合が複雑である(たとえば,聞いてくださる,聞いてさしあげる,聞いていただく,など)。…

※「尊敬語」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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