思苦(読み)おもいぐるし

精選版 日本国語大辞典 「思苦」の意味・読み・例文・類語

おもい‐ぐるおもひ‥【思苦】

  1. 〘 形容詞シク活用 〙 思いに堪えかねる。せつなくつらい。心苦しい。
    1. [初出の実例]「ありきぬのさゑさゑしづみ家の妹に物言はず来にて於毛比具流之(オモヒグルシ)も」(出典万葉集(8C後)一四・三四八一)

思苦の派生語

おもいぐるし‐が・る
  1. 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 自動詞 実例 初出

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む