恋の煙(読み)コイノケブリ

デジタル大辞泉 「恋の煙」の意味・読み・例文・類語

こい‐の‐けぶり〔こひ‐〕【恋の煙】

恋いこがれる心を、煙が立ちのぼるようすにたとえていう語。
「かがり火に立ちそふ―こそ世には絶えせぬ災なりけれ」〈篝火

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「恋の煙」の意味・読み・例文・類語

こい【恋】 の 煙(けぶり)

  1. 強く恋いこがれる情を、物が焦げて煙るのにたとえていう語。
    1. [初出の実例]「かがり火に立ちそふこひのけぶりこそ世にはたえせぬほのほなりけり」(出典:源氏物語(1001‐14頃)篝火)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android