恋の煙(読み)コイノケブリ

デジタル大辞泉 「恋の煙」の意味・読み・例文・類語

こい‐の‐けぶり〔こひ‐〕【恋の煙】

恋いこがれる心を、煙が立ちのぼるようすにたとえていう語。
「かがり火に立ちそふ―こそ世には絶えせぬ災なりけれ」〈篝火

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精選版 日本国語大辞典 「恋の煙」の意味・読み・例文・類語

こい【恋】 の 煙(けぶり)

  1. 強く恋いこがれる情を、物が焦げて煙るのにたとえていう語。
    1. [初出の実例]「かがり火に立ちそふこひのけぶりこそ世にはたえせぬほのほなりけり」(出典:源氏物語(1001‐14頃)篝火)

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