恬淡・恬澹・恬惔(読み)てんたん

精選版 日本国語大辞典 「恬淡・恬澹・恬惔」の意味・読み・例文・類語

てん‐たん【恬淡・恬澹・恬惔】

〘名〙 (形動ナリ・タリ) あっさりしていて物事に執着しないこと。心やすらかで欲のないこと。また、そのさま。
家伝(760頃)下「其性温良、其心貞固、非義弗領。毎好恬淡、遠射憒閙」
※清原国賢書写本荘子抄(1530)五「聖人は心を恬淡寂漠に休し、智を虚無無為に息てをく也」 〔史記‐秦始皇本紀〕 〔大智度論‐一三〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報