デジタル大辞泉 「惑ひ来」の意味・読み・例文・類語 まどい・く〔まどひく〕【惑ひ来】 [動カ変]あわててやって来る。「泣く泣く告げたりければ、―・来たりけれど」〈伊勢・四五〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「惑ひ来」の意味・読み・例文・類語 まどい‐・くまどひ‥【惑来】 〘 自動詞 カ行変 〙① あわてふためいてやって来る。[初出の実例]「みのもかさも取りあへで、しとどにぬれてまどひきにけり」(出典:伊勢物語(10C前)一〇七)② さまよい歩いたすえにやって来る。[初出の実例]「彼の聖のありさま、山林にまどひ来て、跡をもとめず」(出典:発心集(1216頃か)七) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例