惑歩(読み)まどいありく

精選版 日本国語大辞典 「惑歩」の意味・読み・例文・類語

まどい‐あり・く まどひ‥【惑歩】

〘自カ四〙
① 道に迷ってさまよいまわる。また、途方にくれてあちこち歩きまわる。あてもなくさまよい歩く。
※竹取(9C末‐10C初)「人の物ともせぬ所にまどひありけ共」
② あわててあちこち歩きまわる。夢中になって奔走する。
源氏(1001‐14頃)行幸「下臈・童べなどの仕うまつり堪へぬ雑役をも、たち走りやすく、まどひありきつつ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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