惜夜(読み)あたらよ

精選版 日本国語大辞典 「惜夜」の意味・読み・例文・類語

あたら‐よ【惜夜】

  1. 〘 名詞 〙 そのままむなしく過ごすには惜しい夜。明けるのが惜しい、すばらしい夜。
    1. [初出の実例]「玉くしげ明けまく惜しき(あたらよ)を袖(ころもで)(か)れて独りかも寝む」(出典万葉集(8C後)九・一六九三)

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