惨痛(読み)サンツウ

デジタル大辞泉 「惨痛」の意味・読み・例文・類語

さん‐つう【惨痛】

ひどく心をいためること。ひどく苦しむこと。また、その苦しみ。
「腸日ごとに九廻すともいうべき―をわれに負わせ」〈鴎外舞姫

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「惨痛」の意味・読み・例文・類語

さん‐つう【惨痛】

  1. 〘 名詞 〙 ひどく心をいたませること。かなしむこと。ひどく苦しむこと。また、その苦しみ。
    1. [初出の実例]「死だと云をふか、生きていると云をふか、困苦惨痛、是より上に云をふ様ない処に至ても」(出典:拘幽操師説(18C初))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android