コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

感覚子(読み)かんかくし(英語表記)sensillum

世界大百科事典 第2版の解説

かんかくし【感覚子 sensillum】

昆虫の体表などにある微小な感覚器のことで,刺激受容のために体壁が変化してできたクチクラ装置とこれに付着した少数の感覚細胞,および感覚細胞のまわりに支持細胞として働くクチクラ生成細胞からなる。化学受容や機械受容,温度受容,湿度受容などを行っている。クチクラ装置の違いにより厚いクチクラ壁の毛状構造の剛毛感覚子,薄いクチクラ壁で長い毛状構造の毛状感覚子,同じく短い毛状構造の錐状感覚子,凹みの底にも毛状構造をもった窩状(かじよう)感覚子,円形ないし楕円形の板状構造をとる楯状感覚子,ドーム状構造の鐘状感覚子などに分類されているが,さらに電子顕微鏡観察による微細構造の違いや機能の違いによる分類も行われるようになっている。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

今日のキーワード

RE100

2014年に国際環境NGO「The Climate Group」が開始した国際的な企業連合。業務に使用する電力の100%を再生可能エネルギーに転換することを目的としている。認定を受けるためには、「企業...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

感覚子の関連情報