化学受容(読み)かがくじゅよう(その他表記)chemoreception

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「化学受容」の意味・わかりやすい解説

化学受容
かがくじゅよう
chemoreception

化学物質刺激となって感覚が生じる場合を化学受容といい,その器官を化学受容器という。高等動物では嗅覚,味覚がこれにあたり,嗅受容器鼻腔のいちばん奥にある嗅細胞で,味受容器は舌に分布する味蕾内の味細胞である。両生類魚類では皮膚でも化学受容を行う。昆虫甲殻類では触角や肢の先 (跗節) にみられる。昆虫の触角などによるフェロモン感知も,化学受容である。これらは食物の発見,配偶者の選択にも重要な役割をもつ。原生動物では体表面で化学受容が行われている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む