感量(読み)カンリョウ

デジタル大辞泉 「感量」の意味・読み・例文・類語

かん‐りょう〔‐リヤウ〕【感量】

物を量るとき、はかりや計器の針が反応する最低の量。

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関連語 名詞

精選版 日本国語大辞典 「感量」の意味・読み・例文・類語

かん‐りょう‥リャウ【感量】

  1. 〘 名詞 〙 計器の針が示すことのできる最低の重量

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世界大百科事典(旧版)内の感量の言及

【感度】より

…また感度限界は計測器が確かに検知できる最小の測定量の変化の大きさで,検知の限界が例えば0.1mgのてんびんであれば感度限界0.1mgと表す。なお,てんびんやはかりでは,検知したかどうかの判断の不確かさを避けるため,目盛の最小単位やその1/2など一定の変化を生じさせる質量の値を感量と呼び,感度限界の一種として用いている。【飯塚 幸三】。…

【てんびん(天秤)】より

…皿が空のときの静止点を零点といい,零点は水平器でてんびんを水平に調節した後,零点調節ねじ(調子玉)で調整する。一方の皿に載せた微小分銅⊿と,これによるさおの偏位Φとの比Φ/⊿を感度,計量法規上の偏位(手動てんびんでは半目以上)を生じさせる質量を感量,または検定感量,偏位が感知できる最小質量を実感量といい,てんびんの敏感さを示す尺度に用いる。感度の調整は重心調節ねじ(重心玉)で行う。…

【はかり(秤)】より

…一般のてんびんの高精密化の追求も進められ,秤量20gで1μgまで読み取れる微量てんびんも作られるようになった。1945年にスイスのメトラーE.Mettlerは定感量てんびん(直示てんびん)の実用化に成功した。これはてんびん界の様相を一変させた直示てんびん時代の引金となった。…

※「感量」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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