憂けく(読み)ウケク

デジタル大辞泉 「憂けく」の意味・読み・例文・類語

うけ‐く【憂けく】

形容詞「う(憂)し」のク語法》いやなこと。つらいこと。
「世の中の―つらけく」〈・八九七〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「憂けく」の意味・読み・例文・類語

うけ‐く【憂く】

  1. ( 形容詞「うい」のク語法 ) 憂いこと。つらいこと。
    1. [初出の実例]「世の中の 宇計久(ウケク)つらけく」(出典万葉集(8C後)五・八九七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android