手に据えた鷹を逸す(読み)てにすえたたかをそらす

精選版 日本国語大辞典 「手に据えた鷹を逸す」の意味・読み・例文・類語

て【手】 に 据(す)えた鷹(たか)を逸(そら)

  1. ( 飼いならした鷹を放したところ、鳥を取らないで逃げてしまったの意から ) いったん手に入れた物を取り逃がすたとえにいう。
    1. [初出の実例]「てにすゑたるたかをそらしたるなどいふやうに思ふべし」(出典:栄花物語(1028‐92頃)ゆふしで)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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