手の舞い足の踏む所を知らず(読み)テノマイアシノフムトコロヲシラズ

デジタル大辞泉の解説

手(て)の舞(ま)い足(あし)の踏(ふ)む所(ところ)を知(し)らず

《「礼記」楽記から》
非常に喜んで思わず小躍りするさま。有頂天になるようすにいう。「劇的な逆転勝ちに手の舞い足の踏む所を知らず喜ぶ」
あわてふためくさま。
「公卿殿上人、内裏へ馳(は)せ参って―」〈保元・下〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

てのまいあしのふむところをしらず【手の舞い足の踏む所を知らず】

〔「礼記楽記」および「詩経周南、関雎序」の「不手之舞之、足之蹈一レ之也」より〕
あまりのうれしさに有頂天になっているさま。小おどりして喜ぶさま。
あわてふためくさま。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

て【手】 の 舞(ま)い足(あし)の踏(ふ)む所(ところ)を知(し)らず

(「礼記‐楽記」の「詩経‐大序」から出た語で、本来は強い感情にうながされ、うたうだけでは足りなくて知らず知らずのうちにおどり出すことをいう)
① うれしさにたえられないさま。非常に喜んで有頂天になっているさま。小おどりするさま。欣喜雀躍
※江吏部集(1010‐11頃)中「匡衡跪読瓊篇、不手之舞足之蹈
※平家(13C前)三「行隆手の舞足の踏ところも覚えず。是はされば夢かや、夢か」
② 気持が動転して我を忘れたさま。あわてふためくさま。また、性根を失ったさまをいう。
※左記(1180か)「若衆修法等事。火急之時。頗不手舞足踏者歟」

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