打れても親の杖(読み)うたれてもおやのつえ

精選版 日本国語大辞典 「打れても親の杖」の意味・読み・例文・類語

うた【打】 れ ても親(おや)の杖(つえ)

  1. 親が子を打つのは慈愛の心からであって、子は打たれてもうれしいの意。
    1. [初出の実例]「招かれて山のかせぎ、泣く泣く来りたり。撃れても親の杖、なつかしければさりやらず」(出典:光悦本謡曲・小袖曾我(1538頃))

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