慈愛(読み)ジアイ

デジタル大辞泉 「慈愛」の意味・読み・例文・類語

じ‐あい【慈愛】

親が子供をいつくしみ、かわいがるような、深い愛情。「慈愛に満ちる」
[類語]恩愛慈悲いつくしみ愛情愛着情けじょう情合い情愛情味人情人情味温情恩情厚情思いやり仁愛仁恵仁慈仁心じんあわれみ哀憐同情

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精選版 日本国語大辞典 「慈愛」の意味・読み・例文・類語

じ‐あい【慈愛】

  1. 〘 名詞 〙 親が自分子どもに対するような深い愛。また、そういう気持でやさしくいたわること。
    1. [初出の実例]「貞観末年元慶始、政無慈愛法多偏」(出典菅家文草(900頃)三・路遇白頭翁)
    2. 「上古の聖賢は、子なれども慈愛におぼれず、器にあらざれば伝ふることなし」(出典:神皇正統記(1339‐43)上)
    3. [その他の文献]〔礼記‐楽記〕

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普及版 字通 「慈愛」の読み・字形・画数・意味

【慈愛】じあい

いつくしむ。〔左伝、荘二十七年〕夫(そ)れ禮樂愛は、戰の畜(たくは)ふるなり。夫れ民、事を讓り和を樂しみ、親を愛し喪を哀しみ、而る後用ふべし。(くわく)、(戦力を)畜へず。亟(しばしば)戰はば將(まさ)にゑんとす。

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