打柄(読み)うちえ

精選版 日本国語大辞典 「打柄」の意味・読み・例文・類語

うち‐え【打柄】

  1. 〘 名詞 〙(やり)薙刀(なぎなた)の柄や旗棹(はたざお)の類が乾燥して狂いが出ることを防ぐために、樫の木のさおの表面全体に細割りの竹を張り巡らしてはり合わせたもの。
    1. [初出の実例]「打柄、竹柄、三間柄之鑓専用意之事」(出典:市河文書‐永祿一二年(1569)一〇月一二日・武田氏印判状)

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世界大百科事典(旧版)内の打柄の言及

【槍∥鎗∥鑓】より

…正倉院には33口の鉄製矛があるが,4口が木の柄,他は竹の柄である。竹の柄は後世の打柄(うちえ)のように竹を割ってつくられ,銅線で蛭巻(ひるまき)あるいは網目巻にしている。全長は3.18~4.33mほどあって,かなり長い。…

※「打柄」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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