抗受精素(読み)こうじゅせいそ(その他表記)antifertilizin

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「抗受精素」の意味・わかりやすい解説

抗受精素
こうじゅせいそ
antifertilizin

ウニ精子から得られる受精物質アンドロガモンのうちの一成分。ウニの卵から出される受精物質のジノガモン IIを中和し,卵ゼリーを溶解する働きをもつ。受精の際,精子が卵ゼリーに達するとこれを溶かし,卵表面に接近しやすくすると考えられる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android