押隈(読み)おしぐま

精選版 日本国語大辞典 「押隈」の意味・読み・例文・類語

おし‐ぐま【押隈】

  1. 〘 名詞 〙 俳優隈取(くまどり)を、役が終わってから布または紙を顔へ押しあてて写しとったもの。ひいき客の注文に応じてとることが多い。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞

世界大百科事典(旧版)内の押隈の言及

【隈取】より

…ほかに〈般若隈〉〈鬼女(きじよ)隈〉など謀反人・鬼畜・化身系の役々に多数がある。演技が終わったあと,隈取を紙または羽二重などに押しあてて写しとったものは〈押隈〉といい,好劇家に愛蔵されている。【小池 章太郎】
[臉譜]
 中国では隈取を〈臉譜(れんぷ)〉という。…

※「押隈」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...

エープリルフールの用語解説を読む