持に成る(読み)じになる

精選版 日本国語大辞典 「持に成る」の意味・読み・例文・類語

じ【持】 に 成(な)

  1. 勝ち負けなしに引き分けになる。
    1. [初出の実例]「左はらむといふ言二つあり、右はやまざくらといふことまくとてぢになりぬ」(出典:延喜十三年亭子院歌合(913))
  2. わりに合う。ひきあう。
    1. [初出の実例]「せめてこんな時でも、此ごろの御けいこをやくにたてねば持(ジ)になりませぬ」(出典洒落本・通気粋語伝(1789)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 実例 初出

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android