掛矧(読み)かけはぎ

精選版 日本国語大辞典 「掛矧」の意味・読み・例文・類語

かけ‐はぎ【掛矧】

〘名〙 布が短すぎたり破れたりした時、目だたないように同じ布地などではぎ合わせること。かけつぎ。
※おぼろ夜(1899)〈斎藤緑雨〉「儂(わたし)が元の袖のかけはぎ」

かけ‐は・ぐ【掛矧】

〘他ガ下二〙 竹に羽をつけて、矢をつくる。また、弓に矢をかけはめる。矢をつがえる。
※将門記承徳三年点(1099)「箭を掛(カケハケ)て以て人の矢の中る所を盱る」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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