採算為替レート(読み)さいさんかわせレート(その他表記)break-even exchange rate

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「採算為替レート」の意味・わかりやすい解説

採算為替レート
さいさんかわせレート
break-even exchange rate

輸出を行なう企業にとって採算がとれる為替レートのことをいう。プラザ合意後の円高過程で,日本企業は円高分を輸出価格にすべて転嫁せずに,合理化努力・生産コスト削減努力により採算為替レートを引き上げた。 1986年1月時点で採算為替レートは 207.2円であったが,94年1月時点では 117.5円,99年1月時点では 112.7円となった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android