採算為替レート(読み)さいさんかわせレート(その他表記)break-even exchange rate

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「採算為替レート」の意味・わかりやすい解説

採算為替レート
さいさんかわせレート
break-even exchange rate

輸出を行なう企業にとって採算がとれる為替レートのことをいう。プラザ合意後の円高過程で,日本企業は円高分を輸出価格にすべて転嫁せずに,合理化努力・生産コスト削減努力により採算為替レートを引き上げた。 1986年1月時点で採算為替レートは 207.2円であったが,94年1月時点では 117.5円,99年1月時点では 112.7円となった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む