揚巻結び(読み)アゲマキムスビ

デジタル大辞泉 「揚巻結び」の意味・読み・例文・類語

あげまき‐むすび【揚巻結び】

ひもの結び方の一。輪を左右に出し、中を石畳いしだたみに結び、房を垂らす。文箱ふばこ御簾みすなどの飾りに使う。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「揚巻結び」の意味・読み・例文・類語

あげまき‐むすび【総角結・揚巻結】

  1. 〘 名詞 〙あげまき(総角)[ 一 ]

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の揚巻結びの言及

【留具】より

…【池田 孝江】 日本では鉸具や帯とともに,中国からもたらされた蜻蛉頭(とんぼがしら)と称する,組紐をさまざまな形にして一方の紐の輪(受緒(うけお))にかけて用いる留具が使われてきた。これはそれぞれ雄紐,雌紐とも呼ばれ,雄紐は他に,しゃか結び,雌紐にはあげまき結び,けまん結びなどが用いられた。近世の筥迫(はこせこ)や袋物には留金が,紐結びであった足袋には動物の骨や角,のちには金属の鞐(こはぜ)がつけられるようになった。…

※「揚巻結び」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android