擦り入る(読み)すりいる

精選版 日本国語大辞典 「擦り入る」の意味・読み・例文・類語

すり‐い・る【擦入・摺入】

  1. [ 1 ] 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙 こすりつけるようにして入る。また、すり足をしながら入る。
    1. [初出の実例]「のちに曹がとらえてころさうとしたれば石のかべの中えしりじさりにすり入たぞ」(出典:玉塵抄(1563)一一)
  2. [ 2 ] 〘 他動詞 ラ行下二段活用 〙 すりこむように入れる。
    1. [初出の実例]「深履・半靴などはきて、廊の程、沓すりいるは、内裏わたりめきて、またをかし」(出典:枕草子(10C終)一二〇)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む