数量制限の一般的禁止(読み)すうりょうせいげんのいっぱんてききんし

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「数量制限の一般的禁止」の意味・わかりやすい解説

数量制限の一般的禁止
すうりょうせいげんのいっぱんてききんし

ガット第 11条で示されているもので,加盟国は原則として輸入・輸出に関して数量制限を行なってはならないという規定。すなわち国内産業保護手段としては,原則として関税・課徴金以外は認められないということ。数量制限は関税などに比べてきわめて保護的効果が強く,その保護の度合いが分かりにくいため,この規定が設けられた。ただし,国際収支擁護のための輸入制限,農産物生産調整のための輸入制限などさまざまな例外規定が設けられている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む