規定(読み)きてい

精選版 日本国語大辞典「規定」の解説

き‐てい【規定】

〘名〙
① 物事のやり方をきまった形にきめ定めること。また、そのきまり。規制。→規程
※隣語大方(18C後)一〇「只今買売を新に規定致時で御座るにより」
② 法令、規則などの中に個々の条文として定めること。また、その条文、条項。〔仏和法律字彙(1886)〕
※会計法(明治二二年)(1889)四条「各官庁に於ては法律勅令を以て規定したるものの外特別の資金を有することを得ず」
③ ある事物の概念をはっきりきめ定めること。
※搦手から(1915)〈長谷川如是閑〉足のうら「快感が已んだ時、踵いで起る感覚若くは感情の快不快に依って、其の快感の性質が規定(キテイ)される」
④ 化学で、溶液の濃度の表わし方の一つ。一規定は、溶液一リットル中に溶質が一グラム当量含まれる濃さ。

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デジタル大辞泉「規定」の解説

き‐てい【規定】

[名](スル)
物事を一定の形に定めること。また、その定めた内容。きまり。規程。「規定の書式」「概念を規定する」
法令条文として定めること。また、法令の個々の条文。「第一条に規定するところに従う」
化学で、溶液の濃度の単位。1規定は溶液1リットル中に溶質1グラム当量を含むときの濃度で、1モル毎立方メートル。記号N
規定種目」の

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世界大百科事典 第2版「規定」の解説

きてい【規定 normal】

溶液濃度の表し方の一つで,容量分析(たとえば,中和滴定や酸化還元滴定)などでよく用いられる。1グラム当量の溶質が溶液1l(1dm3)中に溶けているとき,この溶液の規定度(または当量濃度)が1規定であると定義する。記号N。【玉虫 伶太】

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世界大百科事典内の規定の言及

【法線】より

…曲線C上の1点PにおいてCに接線tが引けるとき,Pを通りtに垂直な直線をPにおけるCの法線という。Cが平面曲線のときPにおけるCの法線はただ一つであるが,空間曲線のときはそれは無数に存在して,それらの全体はtに垂直な平面をつくる。この平面をPにおけるCの法平面という。空間曲線に対しては,点Pにおける接触平面上にある法線を主法線といい,接触平面に垂直な法線を従法線,または陪法線という(図1)。曲面S上の1点PにおいてSに接平面がつくれるとき,Pを通りこの接平面に垂直な直線をPにおけるSの法線という(図2)。…

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