保護(読み)ホゴ

デジタル大辞泉 「保護」の意味・読み・例文・類語

ほ‐ご【保護】

[名](スル)
外からの危険・脅威破壊などからかばい守ること。「傷口保護する」「森林保護する」
応急救護を要する理由のあるとき、警察署などに留め置くこと。「迷子保護する」
[類語]庇護ひご愛護擁護防護救護介護養護監護援護警護後見こうけん黒子守護教護守る弁護庇い立て

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精選版 日本国語大辞典 「保護」の意味・読み・例文・類語

ほ‐ご【保護】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 危険などから、弱いものをたすけまもること。かばうこと。ほうご。庇護(ひご)
    1. [初出の実例]「政府を保護(ホゴ)する屈強の城壁」(出典雪中梅(1886)〈末広鉄腸〉上)
    2. [その他の文献]〔蜀志‐趙雲伝〕
  3. 警察に一時とめておくこと。
    1. [初出の実例]「私の近所の継子夫婦も逃げたが、前橋の停車場で警官に押さへられ保護されて帰って来た」(出典:明治大正見聞史(1926)〈生方敏郎〉憲法発布と日清戦争)

保護の補助注記

古くは「ほうご」と読むことが多い。


ほう‐ご【保護】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ほう」は「保」の漢音、「ほ」は慣用音 ) =ほご(保護)
    1. [初出の実例]「又為宇佐其善神、是非保護之本意、誤妨真言之繁唱乎」(出典:高野山文書‐建久六年(1195)一二月一三日・官宣旨)
    2. 「不伝といふは、千聖は不伝の分を保護するなり」(出典:正法眼蔵(1231‐53)仏向上事)

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普及版 字通 「保護」の読み・字形・画数・意味

【保護】ほご

まもる。〔三国志、蜀、趙雲伝〕先劉備)、曹(操)に當陽長阪にはるるにび、妻子てて南走す。雲、身づから子をき、~甘夫人を保す。~皆るることを得たり。

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