敵の内に来ても口を濡らさずには帰るな(読み)かたきのうちにきてもくちをぬらさずにはかえるな

精選版 日本国語大辞典 の解説

かたき【敵】 の 内(うち)に来(き)ても口(くち)を濡(ぬ)らさずには帰(かえ)るな

  1. 出された湯茶、酒などは必ず飲むべきだの意。
    1. [初出の実例]「お心急(こころぜき)でもありませうが、敵(カタキ)の家(ウチ)へ来(キ)ても、口(クチ)を濡(ヌ)らさずには、帰(カヘ)るなとか云ひますから」(出典人情本・毬唄三人娘(1862‐65)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

USスチール買収問題

日本製鉄は2023年12月、約141億ドル(約2兆2千億円)で米鉄鋼大手USスチールを完全子会社化する計画を発表した。国内の鉄鋼市場が先細る中、先進国最大の米国市場で、高級鋼材需要を取り込み、競争力...

USスチール買収問題の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android