日本歴史地名大系 「新宿中町」の解説 新宿中町しんしゆくなかちよう 埼玉県:大宮市新宿中町[現在地名]大宮市仲町(なかちよう)など中山道大宮宿を構成する七組の一。右衛門八分(えもはちぶん)の南に位置する。寛永五年(一六二八)の中山道の道筋変更以前から宮(みや)町と新宿中町・同下町の三町で宿役を勤めていたという(天明六年「当宿七組発端」栗原家文書)。寛永六年検地が行われた(文化六年「大宮宿七組明細帳」北沢家文書)。田園簿では大宮町に含まれ、幕府領。元禄郷帳に新宿中町とみえ、高一〇一石余。国立史料館本元禄郷帳では旗本伏見領とあるが、旧高旧領取調帳などでは伏見氏は大宮宿で九石余を知行するのみで、幕府領と伏見領の相給であったと考えられる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報