元禄郷帳(読み)げんろくごうちよう

日本歴史地名大系 「元禄郷帳」の解説

元禄郷帳
げんろくごうちよう

三冊(美作・備前・備中各一冊)

写本 国立史料館

解説 幕命により作成された元禄郷帳一種で、村名領主名のみを記す。美作備前は元禄一三年、備中は同一四年の成立。備前は池田家文庫に別本(原本一冊、元禄一三年成立)がある。元禄改訂の国絵図とともに桐箱入り。郡ごとに各村の村高を列挙し、村名変更のあったものは旧名を付記し、末尾に無高の新田村新田・新開を記載する。郡ごとに石高・村数の集計を記す。帳の末尾の総高二八万九千二二四石余、村数六四六。正保の岩生郡は磐梨郡の表記に、上道郡と上東郡は上道郡に統合され八郡となっている。また村名変更は五〇ヵ村以上に上る。


元禄郷帳
げんろくごうちよう

摂津河内・和泉各一冊

成立 元禄一五年

写本 国立史料館

解説 幕命により作成された元禄郷帳の一種で、村名・領主名のみを記す。領主は元禄一一年当時の状況を示す。


元禄郷帳
げんろくごうちよう

分類 経済

解説 郡別に村高・領主を明記するが、誤りが多い。内閣文庫本の大和国郷帳を元禄郷帳として用いた。

活字本大和志料

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

百科事典マイペディア 「元禄郷帳」の意味・わかりやすい解説

元禄郷帳【げんろくごうちょう】

郷帳

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