新撰 芸能人物事典 明治~平成 「新村英一」の解説
新村 英一
ニイムラ エイイチ
- 職業
- 舞踊家
- 本名
- 三木 富蔵
- 生年月日
- 明治30年
- 出生地
- 長野県 諏訪市
- 経歴
- 旧家に生まれるが没落し、東京に働きに出る。大正7年21歳で渡米、皿洗いで生活の糧を得る。ダンスホールで初めて踊ったのをきっかけに、クラシック、モダン、スパニッシュなどのレッスンを受け、12年デニーション舞踊学校に入校。創作舞踊の発表を始める。昭和5年ニューヨークでリサイタルを開き、ヨーロッパ20ケ国を巡演。7〜15年全米とカナダで公演し高い評価を受ける。15年にはニューヨークのカーネギーホール内に舞踊学校バレエ・アート・ニムラ スタジオを開設し多くのダンサーを育てた。一方、戦前戦後を通じて宝塚歌劇団や歌舞伎の米国公演、さらには諏訪地方の精密機械工業の米国進出に尽力。47年私財を拠出、諏訪市がニムラ舞踊賞基金を設立し、48年ニムラ舞踊賞が創設された。
- 受賞
- 勲六等瑞宝章〔昭和44年〕
- 没年月日
- 昭和54年 6月3日 (1979年)
出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報