日本歴史地名大系 「新編甲州古文書」の解説
新編甲州古文書
しんぺんこうしゆうこもんじよ
三冊 荻野三七彦・斎藤俊六編 昭和四一―四四年刊
解説 現在山梨県に伝存する古文書および本来甲斐国に伝存すべき古文書の集成。安元三年から寛文元年までの二千五〇〇点の文書のほか、附編として天正壬午甲信諸士起請文・慶長以前検地帳目録并恵林寺領検地日記・慶長八年寺社領証文一覧を所載し、編年総目録を付している。古文書は郡単位に寺家文書・社家文書・諸家文書に区分され、所蔵者もしくは本来の所蔵者と推定される者ごとに記載される。慶長以降は必要とされるもののみだが、甲斐国における中世文書のほぼ全容を知ることができる。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報