文書(読み)ぶんしよ

  • ふみがき
  • ぶんしょ
  • もんじょ
  • もんぞ
  • 文▽書

デジタル大辞泉の解説

《古くは「ぶんじょ」とも》文字で書き記したものの総称。書籍・書類・書状・証文など。書き物ふみ。もんじょ。「文書で回答する」「公文書
書きつけ。書類。ぶんしょ。「古文書」「紙背文書
古文書学で、ある人から他の人にあてて発給され、何らかの効果を期待された書きもの。他の人を意識しないものは記録という。
《「もんそ」とも》「もんじょ(文書)」に同じ。
「―といふ物見給へつきぬれば」〈宇津保・蔵開上〉

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大辞林 第三版の解説

古くはぶんじょとも
文字で書き記したもの。書き物。かきつけ。書類。もんじょ。
文字を書き記したもの。かきもの。かきつけ。書類。文献。ぶんしょ。 東大寺-
古文書学 ある人が相手に意志伝達のために書き記したもの。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

図書館情報学用語辞典の解説

特定の個人や機関がその活動の過程で特定の相手に向けて作成した記録.「もんじょ」とも読む.本や雑誌は,不特定多数の者に向けて刊行され,多くの場合市販されることを前提としているのに対して,文書は,発信者と受信者が特定されており,市販されないと考えられる.発信者と受信者の関係が公的な場合に公文書,私的な場合に私文書という.公的な活動は,その性質から何らかの証拠を残すことが必要な場合が多く,官公庁が刊行する公文書を略して文書という場合もある.また,近世以前の古文書,古記録に対して,近代以降のものを文書という.

出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙 手紙や文章などを書くときの様子。また、書かれた文章や文字の様子。ふみの書きぶり。
※宇津保(970‐999頃)蔵開下「あるよからぬふみがきをして」
〘名〙 (古くは「ぶんじょ」とも)
① 文字を用いて書きしるしたもの。書きもの。もんじょ。ふみ。
※羅葡日辞書(1595)「Prosa〈略〉bunxo(ブンショ)、ショモツノ ツヅキ」
※一年有半(1901)〈中江兆民〉二「他の高等官も亦必ず其文書に捺印して」 〔史記‐始皇本紀〕
② 手紙文などの模範文例を集めた本。
※日葡辞書(1603‐04)「Bunjo(ブンジョ)
〘名〙
① 書きもの。書き付け。書類。ぶんしょ。もんぞ。
※性霊集‐五(835頃)為大使与福州観察使書「州使責以文書、疑彼腹心
※宇津保(970‐999頃)藤原の君「かくのごとく人の嘆きをのぞき給はば、人の嘆き願ひみつべし、となん、もんしょに言へる」
② 古文書学の用語。第一者から第二者にあてて発給され、何らかの効果を期待されたもの。第一者・第二者とも組織体でも、個人でも、不特定多数でもよい。材質は紙のほか、木・布などがあり、制限がない。第二者を意識しないものは記録という。
〘名〙 (「もんそ」とも) =もんじょ(文書)
※宇津保(970‐999頃)蔵開上「もんそといふ物見給へつきぬれば、世間のこと侍らぬものなりければ」

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