…大粒種はアフリカ北部,小粒種は中央アジアが原産地とされる。日本への渡来は,聖武天皇の天平8年(736)に,中国を経て渡来したインド僧が伝えたものを,僧行基が武庫(現,兵庫県)で試作したのが最初とされ,これが現在の品種〈於多福(おたふく)〉の始まりと伝えられる。 世界における生産は,アジアが60%以上を占め,その96%近くが中国で生産される。…
※「於多福」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...