日本歴史地名大系 「明治初期静岡県史料」の解説
明治初期静岡県史料
めいじしよきしずおかけんしりよう
五巻 静岡県史料刊行会編 静岡県立中央図書館葵文庫(第四巻以降は静岡県立中央図書館) 昭和四二年―四六年刊
解説 明治七年の太政官布達により各県が調査編集した府県史料を活字化したもの。内容は明治初年から明治一五年までの静岡県の沿革・政治・経済・教育・社会などの広い範囲に及ぶ。府県史料の稿本は二部作成され、一部は太政官修史館に提出され、現在は国立公文書館内閣文庫に保管されている。「静岡県史料」は全三五冊で、静岡県治紀事本末・伊豆国県治紀事本末・駿河国史・遠江国史などの原題がある。戦前に編纂された「静岡県史料」との混同を防ぐために明治初期を冠して刊行された。なお稿本のもう一部は府県に置かれたが、静岡県の場合一九冊が静岡県立中央図書館に現在保管されている。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報